エンジニア

私たちがエンジニアを採用する目的は、以下の事柄に集約されます。

いまいるメンバーでは解決できない仕事を担ってもらうこと
自分たちの仕事を楽にすること
この目的を果たすために、面接では以下のことを確認しています。

特定の仕事に関して、いまいるどのメンバーより上手くやれること
過度なマネジメントが必要な手間のかかる人格を持たないこと
業務の中で内省を繰り返しながら自己研鑽ができること

上記目的を達成する上で、私は「事業やビジョンへの共感を加点ポイントにしない」と決めています。 このことについて、詳しく説明してみます。

社員の事業共感やビジョン共感を大事にする会社は、その前提に「事業に共感する人は、仕事を自分事として捉え、モチベーション高く働いてくれる」という考え方を持っているのではないでしょうか。 しかし、私の経験においては、サービス共感が高い無能な人もいれば、サービス共感の低い有能な人もいました。 いままで見てきた人の特徴を上げてみます。

サービス共感は強いけれど、開発スケジュールに無頓着な人
サービス共感は低いけれど、仕事に対する責任感が強い人
サービス共感が強いあまり現実と理想の狭間で思い悩んでしまう人
経験上、共感の強さとパフォーマンスの高さに強い相関は見られませんでした。 (ちなみに「サービス共感が強いあまり現実と理想の狭間で思い悩んでしまう人」は私自身が過去にローパフォーマーだったときの特徴です)

思うに、ことエンジニアの働くモチベーションとしては、「事業への共感」よりも優位にくる要素がたくさんある気がします。例を挙げるとすれば、以下のような要素でしょうか。