沖縄の海底酒

 

 

・海底酒とは?

沖縄と言えば、やはり泡盛が有名です。その泡盛の入ったビンを5メートルから10メートルほどの海底に沈め、水温19度前後の中で1年以上寝かせたものが海底酒と呼ばれます。1年以上寝かせるということで、泡盛の入ったビンにはサンゴやフジツボが付着します。当然、もともとあったラベルなども色が変わりますし、破れたりもします。しかしながら、それがひとつの味わいとなり、海底から引き揚げたときには泡盛の入ったビンがオブジェのような状態になっているのです。ちなみに、この海底酒は日本おみやげアカデミー賞で2002年度の最高グランプリを受賞しています。まさにお墨付きです。f:id:tetsu-n1:20210927193324j:image

・世界にひとつだけのお酒

海底酒というのは、基本的にひとつひとつが違った状態で揚がります。実際に同じ海底へ沈めたとしても、サンゴやフジツボがどのようにどれくら付着するのか、ラベルの色あせや破れがどれくらい起こるのかといった部分では違いが出てきます。つまり、海底酒というのはひとつひとつが世界にひとつだけのお酒、オンリーワンのお酒なのです。量産型のものではなく、人と違ったものがほしいという方にはぴったりの沖縄土産と言えるでしょう。もちろん、泡盛としての味わいも絶品です。