沖縄のやむちん

・やちむんとは?

陶器のことを焼き物と呼びますが、この焼き物のことを沖縄では「やちむん」と呼びます。「焼き」が「やち」、「物」が「むん」となるため、沖縄では「やちむん」という発声となるのです。沖縄の言葉というのは馴染みがない方にしてみると突飛なものに思えるかもしれませんが、改めて考えてみるとそう突飛なものではないのです。ちなみに、「やむちん」と間違えてしまう方も少ないはないようですので、注意しておきましょう。沖縄の焼き物であるやちむんは、他の陶器と比べるとずっしりしており、厚みもあります。

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・シーサーをはじめいろいろなやむちんがある

沖縄のやちむんでもっともよく知られているのがやはりシーサーでしょう。実際に、沖縄旅行の際にはオリジナルのシーサーを作って、それをお土産にするという方も少なくありません。しかしながら、やちむんというのは何もシーサーだけではありません。シーサーをはじめ、お皿やお茶碗、マグカップなどいろいろなやちむんがあるのです。沖縄のやちむんは先でもお話しましたようにずっしり感があるのですが、見た目に重たい感じはありません。というのも、色がキレイだったり、柄がポップだったりするので見た目と実際の重さには結構なギャップがあるかもしれません。特に、最近では現代的なデザインのやちむんも出てきているようです。