松屋
松屋でアンガス牛焼ビビン丼の並盛を選ぼうとしたところで、見慣れない選択肢があることに気がつく。
「ロカボ」
これが何を意味するか博識な俺は知っている。「ローカーボ (低糖質)」、おそらく米を低糖質な「何か」に変えるのだろう。何に交換されるのかは知らないが、選ぶ価値はある。2時間ほど前に「パン」を1つ食べたので、ご飯を普通に食べるのは多いと考えていたところだ。ためらいなく「ロカボ」を選び、いつものように「生野菜」も注文して席で待つ。
しばらくし、出されたものを見て俺は一瞬フリーズした。
「生野菜が『2皿』ある」
俺が注文した生野菜は「1皿」だけ。しかし目の前には「2皿」ある。店員のミスか、そう思ったところで牛肉が「どんぶり」ではなく「皿」の上に盛られていることに気が付き、全てを察した。
米が消え、生野菜が増えている……
これはロカボの「効果」だッ!
ロカボによって米が生野菜に「等価交換」されたッ!
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店員は何も悪くなかった。純粋に俺の注文通りの品を出しただけである。疑問を口に出さず、一瞬で全てを察した自分を褒めてあげたい。
Twitterを見ると、この等価交換に困惑したのは俺だけではないようだ。